「潰瘍性大腸炎」だけど、絶対に太りたい!薬剤師がお答えします。

「潰瘍性大腸炎」になって、太れない悩みはありませんか?

・病気が活動期に入ると、太るどころか痩せてしまう
・血便がひどく、栄養が流れ出てしまう
・たくさん食べても、なかなか太れない
・全然食欲が出ない
・ステロイドのせいで体幹だけ太ってしまい、手足がガリガリ
・何を食べて良いのかわからない

医師へ聞いても、具体的なアドバイスがもらえないという話も聞きます。
そもそも、「ガリガリ」であること自体が、病気に対する抵抗力を落とします。

今回は「潰瘍性大腸炎でも太る方法」について薬剤師が解説します。

潰瘍性大腸炎で太れない原因は大きく3つ

潰瘍性大腸炎になると、太れない要素がいくつかあります。
特に大きな原因として3つあげられます。

・血便によって、栄養が漏れ出ている
・炎症反応に大きなエネルギーが消費されてしまう
・食欲が落ちることによる摂取カロリー不足

これらが、潰瘍性大腸炎において太りにくくする三大要因です。
しかし、安心してください。
これらの原因があったとしても、必ず太ることができます。

なぜなら、この3つの原因は、症状が激しい「活動期」に限っての話。
症状が安定している「寛解期」になれば、これらの原因は払拭できます。

寛解期をどれだけ長く維持できるか?

これが「太るため」の大きなポイントになります。

活動期のときは「寛解期」になることだけを考える!

「活動期」とは、病状が激しい状態のこと。

活動期の間に「太る」のは極めて難しいです。
なぜなら、上記3つの太らない原因があるからです。

活動期の間は、とにかく寛解期(病気が落ち着いた状態)になることだけを考えてください。

潰瘍性大腸炎は、ストレスによる再発も多い病気です。
なるべく心身に負担のかからない仕事を選んだりすることも、予防の一つ。

食事をとるなら「よく噛む」「脂肪食は摂らない」など、当たり前のことを地道にすることが大事です。
お腹に負荷をかけないように工夫しましょう。

「寛解期」は太る絶好のチャンス!!

寛解期になると、健常者と比べて消化吸収の能力に大差はありません。
この時が、太るための絶好のタイミングです!

でも、「たくさん食べる」だけでは絶対ダメ。
このやり方では努力の割に、大して太ることは出来ないし、お腹への負担も大きすぎます。

仮に太れたとしても、「脂肪」が蓄積されただけで病状を悪化させてしまう可能性もあります。
(治療でステロイドなどを使っていた場合、脂肪がさらに増えやすい)

そんなこともあり、私は「筋肉量を増やす」ことで太ることを推奨します!

「筋肉量」を増やして太ることを考える!

人間の組成は、次のようになります。
全体の体重の半分以上が「筋肉」「脂肪」で出来ています。

骨や内臓は、成人になってから大きくなることはありません。
そのため、成人後は「筋肉」あるいは「脂肪」を増やすことで太らなければなりません。

しかし前述の通り、「脂肪」を蓄えることはデメリットの方が多い。
だからこそ「筋肉」を増やすことで太る必要があります。

効率よく「筋肉量を増やす」ためには、方法は1つしかありません。
それは「筋トレ」を行うこと。

本当に当たり前のことですが、これが答えです。
ここに、「太るサプリ」や「変な器具」などの裏技は存在しません。

実際に私はこの方法で、たった半年で11キロの増量に成功しました!

約10年間、いくら食べても太らなかった頑固な体質だったのですが、「筋トレ」も並行することで劇的に変化したのです。

潰瘍性大腸炎では、基本的に運動に制限はありません。
(次の日に持ち越すほどの疲労や激しい運動を行うことは控えた方が良いですが)

しかし、私の目指す太る運動は1日「10〜20分」を目安に行うものなので、問題なく行えます!

太るために、どの部分を優先して鍛えれば良いのか?

結論からいうと、僧帽筋、大胸筋、三角筋、上腕二頭筋になります。
図でいくと、赤く示した部分になります。

筋肉

基本的に、顔に近い筋肉を集中的に鍛えることです。
これらの筋肉は、他の筋肉に比べて大きい筋肉になります。
大きい筋肉を鍛えると、筋肉がついてきた時に非常に目立ちやすくなるのが特徴です。
ガリガリだと、Tシャツを着ると貧相に見えますよね。これは、胸板、肩幅を大きくすると解消できます。

上下バランスを考えるならば、黄色の大腿四頭筋も鍛えると良いでしょう。

腹筋は、実は後回し。意外でしたか?
腹筋は「小さい筋肉」に分類されています。小さい筋肉をを鍛えても、努力の割に見た目は変化はありません。

他にも大きな筋肉はあります。しかし、最短で見た目を変化させるには、上記の部分を最優先に鍛えることがオススメです!

私が実際に太る時に使用した方法!

私が活用したのは、「YouTube」です。
実際のジムではよくあるのですが、インストラクターにあわせて、同じ動きをするトレーニングがあります。

その、YouTubeバージョンと思ってください。
もちろん無料ですし、好きな時間、好きなタイミングで行うことができます。
内容も、なるべくそういった専門のことをされていた方を選ぶと、有料のジムレベルでトレーニングすることができます!

スマホの時間、10分だけ減らして「筋トレ」の習慣に!

あなたは、家でスマホをどのくらい見ていますか?
そのうち「10分間」だけ時間を下さい。あなたが太るための時間に変えてみましょう。

2つ動画を上げるので、今すぐやってみてください。器具はいりません。
最も見た目がわかりやすく、太りやすい部位を鍛えます。
内容は「腕立て伏せ」「スクワット」です。
それぞれ動画が3分あるので、休憩合わせて「10分間」行ってみてください。

!!!注意して欲しいこと!!!
フォームが下手クソでも何でもいいです。

途中で休んでもいいので、とにかく動画の最後までやり通してください!

 

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いかがでしたか?
最初の1分くらいでもしかしたら倒れたかもしれません(笑)

でも、可能性を感じませんでしたか?
家でも、十分にトレーニングができるということに。

紹介した動画は鈴木達也さんという方の動画なのですが、とにかくわかりやすい。
無駄な説明なく、いきなり始まる感じが、本物のジムみたいなので気にいっています。

明日はきっと筋肉痛になると思いますが、それはしっかりと効いている証拠です。
この運動を継続するだけで、確実にあなたの身体は変わっていきます。

どのくらいの期間筋トレを行えばよいのか?

どのくらいの期間続ければ良いのかを知らないと、途中で挫折してしまいます。

答えとしては,最低でも「3ヶ月」は続けてください。

朝目覚めたら、いきなり身体が大きく変化していることはありません。
本当に少しずつ、昔の写真と比べたら、あれ?変化してきたかな?
というレベルで進行していきます。

実際、私の場合は「3ヶ月目」で急激に体重が伸びたという経験があります。

最初の時期は、慣れない体操や筋肉痛に耐えなければなりません。
しかも私の場合、最初の1ヶ月目は「1キロ」しか太ることができていません。

しかし、これは身体の中で確実に変化が起きています。

1ヶ月目の段階で、少し胸筋がついているのがわかるでしょうか?
体重の変化が全てではなく、着実に筋トレを行うことで「筋肉量」は増えています。

イチロー選手の名言の一つに、こういうものがあります。

イチローの名言

夢を掴むことというのは一気には出来ません。
小さなことを積み重ねることで
いつの日か信じられないような力を
出せるようになっていきます。

これは、あらゆることの真理をついた言葉だと私は思っています。
筋トレも、まさに同じです。

継続した先に、大きな結果が待っているのです。

潰瘍性大腸炎の人が太るための食事、サプリメント!

次に食事の管理についてです。
私が栄養指導を行う際に、参考にしている2冊の本があります。

1冊目:クローン病・潰瘍性大腸炎の安心ごはん→男性向け

個人的には、コッチのメニューが好きです。
何となく脂っこそうなものが多いからかな?男性はこちらの方が好きだと思います。

健常者と何も変わらないんじゃないかな?っていうレベルのメニューがズラリと並びます。
結構がっつりのパスタが載っていたりと、かなり食欲そそります(笑)
ストレスフリーで、食事を楽しめるんじゃないかなと思って、紹介しました。

2冊目:クローン病・潰瘍性大腸炎の毎日おいしいごはん→女性向け

こちらは、ヘルシーな料理が多く感じます。女性向けかな?と思います。
野菜類が多めな感じです。

こういうメニューを見ると、何だかんだ工夫すれば何でも食べれる!という感覚がでてきますね。
食材を選ぶのが大変とは思いますが、こういった本で食事を是非楽しんで欲しいと思います。

やっぱり何だかんだ言っても、太るためには、
大前提として、「摂取カロリー>消費カロリー」あっての話になります。
それを確実にこなすためには、日々の食事が美味しいものでないと。

そこへ、「筋トレ」の効果を高めるサプリを併用すると、より「太る効果」が実感できます。

プロテイン

「筋トレ」の効果を発揮させるためには、筋肉を増やすための「タンパク質」が必要です。
身体を太らせるためには、どのくらい必要かご存知ですか?

たとえば、体重50キロの場合、1日に「100グラム」のタンパク質が必要です。
これを食品で例えると…

いかがでしょうか?
これを毎日、タンパク質をとり続けることは、とても難しいように感じられます。

そんな時に「プロテイン」を用います!
プロテインとは、日本語でタンパク質のこと。

余分な脂肪なども含んでいないですから、潰瘍性大腸炎の病態に対しても問題はありません。
プロテインで、1度に吸収できる量は「20グラム」と言われています。

こまめに摂ることで、日々のタンパク質不足を防ぐことができます。

私が使っているプロテインを紹介!

私が実際に使っているプロテインは「HMB PROTEIN 18000」という製品になります。
このプロテインの特徴は「HMB」と呼ばれるサプリが含まれているという点です。
他のプロテインでは、HMBが配合されているものは無いと思います。

「HMB」とは、筋肉をつけやすくする効果があるサプリメント。
国際スポーツ栄養学会(ISSN)で、安全性、機能性、合理性が認められていて、今注目されています。

HMBはこんな人にオススメ
運動不足の人
・ガリガリの人
・筋肉量が少ない人
・筋肉がつきにくい女性

パッケージがいかにも男性向けなのですが、むしろ女性に強くオススメしたいです!
(先述しましたが、プロテインに男性向けとかはないんですよ)
本気でデブエットをしたい人は是非チャレンジしてみてください。

まとめ

いかがでしたか?
潰瘍性大腸炎の場合、「栄養指導」は結構しっかりと行う一方で、運動についての説明が疎かになっていると感じています。

実際、太ろうとしている人の大半が「食事」だけで何とかしようと考えます。
しかし、それは大きな誤りです。

「運動」「食事」この2つのバランスがあって、初めて「太ること」を考えるべきです。

実際、筋肉量が増えると、潰瘍性大腸炎の人にはメリットが多いです。
代謝がよくなるし、免疫力もアップします。
その結果、寛解期が延びる可能性も大いに秘めていると考えます。

是非、正しい方法、正しい栄養をもってデブエットをしてみませんか?

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ABOUTこの記事をかいた人

現役薬剤師。太る知識は、日本一の薬剤師だと自負しています! 現在は、全国あちこちで活動中。 10年以上ガリガリだった自分が、今では通常体型まで太りました。 どのようにしたら健康的に太ることができるのか? 科学的根拠と、自分の経験、知識を元に発信していきます。